ゴルフ保険とは、ゴルフ場やゴルフ練習場において、偶然に起こった事故または損害を補償する保険です。
ゴル子もゴルフをはじめた時、上司にゴルフ保険を入っているか確認されました。
まだ初心者だからと思いましたが、初心者だからこそ必要だと思います。
主な補償内容
ゴルフ保険の主な補償の主な内容は以下の4つです。
1.自分に対する補償
2.相手に対する補償
3.ゴルフ用品に対する補償
4.ホールインワン（もしくはアルバトロス）に対する補償
1.自分に対する補償
他人の打った打球が自分に当たった場合や、プレー中に転んだり、足をくじいたりした単独の事故によるケガも補償対象になります。
2.相手に対する補償
ゴルフを始めたばかりで、ボールがどこに飛んでいくかわからない初心者のうちは、隣のホールに打ち込んで、隣でプレー中のゴルファーにボールが当たってしまったり、一緒にラウンドしてる方にボールを当ててしまう可能性があります。
初心者だからと、笑って許されるものではありません。
一般的に男性がドライバーで打った打球は、時速200km以上の初速が出ているそうです。
大けがをさせてしまう可能性や、保険が必要である理由がここにあります。
3.ゴルフ用品に対する補償
自分自身のゴルフ用品（クラブ、バッグ、ボール）などが破損した場合や、他人のゴルフ用品を破損させた場合、ゴルフ用品の破損や折曲、盗難による修理費用や損害費用を補償対象となります。
4.ホールインワン（もしくはアルバトロス）に対する補償です。
ホールインワンやアルバトロスを達成した際に発生する祝賀会や記念品の購入費用を補償対象になります。
例）祝賀会開催費用、ゴルフ場への記念植樹費用、記念品の購入費用、同伴キャディへの祝儀 （チップ）など
初心者やアベレージゴルファーでも、偶然ホールインワンを達成してしまうケースは意外とあります。実はゴル子もやり始めたころにイーグルをとりました。ショートホールは可能性が大ですよ。
ゴルフ保険は本当に必要なの？
現在加入している保険の中に、ゴルフ保険でカバーしている補償と重複する項目があるかもしれません。そんな場合は、ゴルフ保険に単体で入る必要はありません。
どういった場合が該当するのか見ていきましょう。
自分に対する補償のカバーは？
生命保険・傷害保険の通院・入院保障でカバーが可能です。
医療保障とは、ケガや病気で入院や通院をした場合に、決められた保険金が出るというものです。
自分に対する補償は、医療保障を持っていればそちらでカバーが可能です。
ただし、医療保険についている通院特約は、入院や手術を伴う病気やケガの前後の通院しか保険金が下りないというものもありますので、細かくチェックをお願いします。
相手に対する補償のカバーは？
個人賠償責任保険でのカバーが可能です。
個人賠償責任とは、日常生活で、他人に対してケガを負わせたり、他人の物を壊してしまったりした時に、その損害額を補償する保険となり、他の保険に付随する特約としてある場合が多いです。
火災保険、家財保険、自動車保険、傷害保険に特約がないか、確認してみましょう。また、すでに個人賠償責任のある保険に加入しているのに、ゴルフ保険に新たに加入し、補償内容が重複している場合、どちらからも保険金を受け取る、という行為は、損害保険においてできないので注意です。
ゴルフ用品に対する補償のカバーは？
ゴルフクラブの破損などは、持ち出し家財（携行品）特約でカバーができる場合があります。
持ち出し家財特約とは、火災保険に付帯できる特約の1つで、火災保険で補償している建物から一時的に持ち出された家財について、偶発的な事故により損害が生じた場合に補償されるものです。
ですが、“建物から一時的に持ち出された家財について”と約款で定められているため、自宅の敷地内に停めておいた車の中にキャディバッグを入れておき、それが盗難された場合は補償の対象外となってしまいます。
自宅から「持ち出した」家財であると認められれば、補償が受けられます。
ホールインワンに対する補償のカバーは？
ホールインワン保険に該当するものは、傷害保険に特約として付けられる場合があります。
加入済の傷害保険があれば、ホールインワンに対する補償の特約が付けられるかをまず確認しましょう。ゴルフ保険で一番必要と思われる場合は、相手に対する補償についてです。「もしも」の時のためのお守りが、保険です。
ゴルフ保険の種類
ゴルフ保険には
・1日だけ加入できるゴルフ保険
・通年加入できるゴルフ保険
・夫婦で加入できるゴルフ保険
・クレジットカード付帯のゴルフ保険
などがあります。
まとめ
ゴルフ保険は、年間契約で年払い、月払いなどで保険料を支払うものだけでなく、決められたその日1日だけ掛けることのできるワンデイ保険もあります。保険料も補償内容により300円や500円などのプランも多いため、プレー回数が月1回程度というゴルファーにも安心ですね。
ゴルフをしていると、思わぬところにボールが飛んでいってしまったり、自分が気を付けていても飛んできたボールに当たってしまったりといった事故が起こる可能性は大きいです。
そんな一瞬の事故が大きな損害を招くことにもなります。
ベテランゴルファーも初心者ゴルファーも、ゴルフプレーをする時には、必ずゴルフ保険（もしくはそれらをカバーする内容の保険）に入って安心してゴルフを楽しみましょう。
